2018年3月12日月曜日

SBI証券がおすすめする、「農林中金-農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド 」について思うこと

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 こんにちはキュウキュウです。
 最近、SBI証券がメールでアクティブファンド
「農林中金-農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」についておすすめしてきます。信託報酬が0.972%とアクティブファンドにしてはとても安いです。しかしながら、リターンは市場平均で十分と考えるインデックス投資家にとっては手を出すべきでない商品となります。。



アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない?

 実は日本の場合は8割のアクティブファンドが日経平均に勝ったと新聞で読んだことがあります。なかなか健闘しています!プロにとって勝ちやすい理由があるのかもしれません。(参考 8割が日経平均超え、日本株アクティブ型 相場復調追い風 投信実力点検(1)) しかしながら、インデックス投資家としては、それでも市場平均程度の成績で満足しています。なぜなら今後、プロがよい成績を上げ続ける保証がないからです。実はすでにアメリカでは、大部分のアクティブファンドがインデックスファンドに勝てないという現実があります。アメリカの優良株でつくるS&P 500指数に負けたアクティブファンドが15年間で92.15%にものぼります。(参考 「アクティブファンドはインデックスに勝てない」 という資産運用業界にとって不都合な事実。 個人投資家はインデックスファンドのみでOK!)今後、日本もアメリカのようになっていく可能性があります。
 「敗者のゲーム」や「インデックス投資入門」で有名なチャールズエリスなら次のように説明すると思います。アメリカにおいて、昔かは容易にプロが市場平均に勝てたそうです。それは、プロの用いる金融理論が優れていたり、プロしか持たない新鮮な情報のためだったりしたのでした。ところが、プロが簡単に勝てる時代は終わりを迎えます。なぜならとても頭の良いひとが大量に市場に参入してきたからです。金融理論はみんな同じものを使います。そして、インターネットを通じて情報は瞬時に伝わります。コンピューターを用いた高速取引もプロなら誰でも使う手法です。たくさんのプロが洗練された技で戦うと、どちらかが偶然的なミスをすることでしか勝ち負けは決まらないと言います。ちょうどプロ同士のテニスのラリーが何度も続き、いずれかがミスすることでしか勝敗が決定しないことと似ています。
 さて、表題のファンドはそんなプロがうごめくアメリカ株式に殴り込みをかけるものです。嫌な予感しかしないのです。アメリカ株式のアクティブファンドにかけるなら、上記のことをよく飲み込んで納得している必要があります。私がアメリカ株式でアクティブにやるなら、しかし、どうしてもインデックスよりの考え方となります。例えば、One tap buy で取り扱いのある超有名企業を等金額で買い付け、1年に1回リバランスします。正直これだけでアクティブファンドの大部分に勝てる気がします。

 

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