2018年3月2日金曜日

統計学とどう付き合っていけば良いのか悩む件。暴落時の超回復に理論的根拠はあるのかしら?

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こんにちは。キュウキュウです。

以前、
ひょっとして暴落って別にチャンスじゃないんじゃね?
において、いわゆる期待リターン、期待リスクの観点にたつと、暴落時だろうが、平常時だろうが期待リターンとリスクは変わらないのだから、たんたんと積み立てればよいと書きました。

しかし、そうすると、

「暴落しても、保有口数が減るわけじゃないし、5年も放置しておけば
またもとの水準に戻るさ」
という主張はすごく不思議だと思いませんか?

元の水準に戻るという表現だと気がつきませんが、暴落時に資産が1/2になるとすれば、ようするにたった5年かそこらで2倍に増えるという主張なのです。

72の法則によれば、期待リターン5%で、2倍に成長するのに必要な年数は、14.4年、期待リターン8%なら、9年であることを考慮すると、暴落時の超回復は不自然なように思います。考えられる可能性は次の通り

可能性1 暴落時からの超回復が理論的に存在する場合
 暴落時は期待リターンが一時的に増大するため、超回復が起こる。しかしそのような根拠はあるのだろうか?


可能性2 暴落時からの超回復が理論的に存在しない場合
 これまでのなんとかショックから、比較的すぐに立ち直ってきたのは、標準偏差σがたまたまよい方向に振れただけで、偶然の産物である。依然として、平常時と暴落時では、期待リターンも期待リスク(標準偏差)も変わらず、暴落時-50%から、5年かけて超回復どころか、さらに-50%という絶望的なシナリオも超回復と同じ確率であり得た。

いずれにしろリスク許容度にあった資産配分をして、暴落時もたんたんと積み立てるだけなのですが、経済学や統計学の視点から考察するとどうなるのか気になります!

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