2018年3月13日火曜日

楽天全世界株式インデックスファンドの中身はほとんど先進国なのだから、このファンドを買うのは先進国の将来に賭けるってこと?

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こんにちは、キュウキュウです。
 楽天全世界株式インデックスファンドは、全世界に投資すると言っておきながら、先進国株の比率が約90%、アメリカの比率が55%のようです。
(参考:楽天全世界株式インデックスファンド(VT)の地域別構成比率(つみたてNISA))
すると、このファンドに投資することは、結局先進国株に投資するのと同じことになってしまうのでしょうか、もっといえばアメリカ集中投資とたいして変わらないことになってしまうのでしょうか。私はそれは誤解だと思うのです。



楽天全世界は、アメリカ株への集中投資だという誤解

 楽天全世界株式インデックスファンドと、楽天全米株式インデックスファンドは名前が似ているのでよく比較されます。しかしながら、投資哲学は全く異なるので、注意が必要です。現状、楽天全世界インデックスファンドは半分以上をアメリカが占めるので、アメリカ株の影響を強く受けますが、やっぱりアメリカに集中投資しているわけではないのです。また、現在の地域比率が固定されるわけでもありません。楽天全世界株式は時価総額加重平均で世界の株価を組み入れるので、もしも将来、アメリカ株の時価総額が減少したとき、自然と楽天全世界株式の組み入れ比率も下がっていきます。将来、どの国の株価が上がるか下がるかは予測できないので、上がる株も、下がる株もみんな持っておこう(=市場をまるごとコピーしよう)というのが楽天全世界株式の哲学です。逆に楽天全米株式インデックスファンドの場合は、アメリカに上場するほぼすべての株式に投資しますが、今後、アメリカ株全体が世界に与える影響(株式シェア)に関わりなく、米国100%に投資します。たぶんないとは思いますが、もしも米国が経済的に没落するようなことになれば、運命を共にすることになります。もしも米国集中投資をされるのであれば、上記のこともよく理解して、納得しておく必要があります。
 上記と似た問題に、次の主張があります。「TOPIX は時価総額加重平均で日本株が組み入れられているので、時価総額の高い組み入れ上位銘柄(トヨタとか・・・)の影響を強く受けてしまう」それはもちろん正しいのですが、だからといってTOPIXに連動するインデックスファンドに投資するインデックス投資家は、別にトヨタと心中しようと思っているわけではありません。日本の中でも上がる株と下がる株があるので、それをそのまま受け入れようというのです。なんとも心の広い投資法だと思います。上がっても我関せず、下がっても我関せずです。
 

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