2018年4月25日水曜日

株は安いときに買って高いときに売ればいいじゃん――相場を予測できるという思い込み――

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 こんにちは。キュウキュウです。
 最近、「人はなぜ高いときに買って安いときに売ってしまうのか」という記事があいついでアップされました。
参考:ちゅり男さま 人はなぜ高い時に買って安い時に売ってしまうのか?
参考:カンチュンドさま 人はなぜ高いときに買って、安いときに売ってしまうのか?
これらを見ていて、私も思い出したことがあるので、記事にしようと思います。


株は安いときに買って高いときに売れば良い?

これは私が研究生だったころのお話です。ある実験データを収集しておりました。そのデータは刻一刻と変わる性質のもので、値が下がれば下がるほど実験装置にダメージがいく性質をもちます。それゆえ、教授からは、「ピークを見付けたらすぐに知らせろ」とだけ仰せつかっておりました。
だいたいこんなグラフでした(←概略図。本当は二次関数でもなんでもないです。もっと不規則な動きをします) 横軸は時間、縦軸はある実験パラメータです。

で、この図を見て放った教授の一言がこれです。

なぜ "ここ" で知らせなかった(怒)
そりゃないぜ先生・・・。時間を巻き戻してみましょう。私にはこんなグラフが見えていたのでした。



さて、このあと実験パラメータがどのように動くのか、私には予測不可能でした。なぜなら次のような可能性があるからです。
(1) 上昇
(2) 横ばい
(3) 減少

そして、(3)減少した場合のみ、ピークが現れるんです。それゆえ、先生の怒りは結果論以外の何物でもなく、まったく不当※なのでした。
※ 私がブログを書いていることは内緒です。どうか秘密にしておいてください。

さて、このお話で私が伝えたかったのは、教授クラスの知識人ですら、予測不可能なものをあとから振り返って予測可能だったかのように錯覚し、平気で結果論を唱えることです。上記はとある理系の実験データのお話でしたが、株式も、未来の株価は予測不可能※であることを考えれば、上記のグラフをそっくりそのまま株価チャートに置き換えても同様の議論ができるはずです。
※百歩ゆずって今現在のニュースから未来の株価がある程度予測できたとしても、まだ不確定な未来に突発的に現れる悪材料や好材料を予測することは不可能!というかもしも本当に予測できてたら株価に織り込まれるのでは?


株価が予測不可能なのは当たり前。だからどう動いても後悔しないような資産配分にしておく。

そういうわけで、株価は予測不可能なものだと前提にして、投資をする必要があります。それゆえ、「長期・分散・積み立て」のスローガンはとても優秀だと感じます。この中で最も重要なのは分散と長期でしょう。分散の仕方は、株式100%だとしても、銘柄分散(インデックス投資)だけでなく地域分散(国際分散投資)もしておくとよいでしょう。
・楽天全世界株式インデックスファンド
・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
あたりのファンドは銘柄分散だけでなく地域分散が効いています。eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)はその名の通り日本株式が含まれていないので、別途 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) と併せるとよいでしょう。
 私は、株式だけよりも、債券や不動産にも分散投資したいので、お手軽なバランスファンドを活用しています。今本気で積み立てているのは次の2本です。
eMAXIS Slim バランス8資産均等
世界経済インデックスファンド

こんな記事も書いています
バランスファンドは成績で1番になれない・・・別にそれでも良いと考える理由 ~~8資産均等のすすめ~~


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