にほんブログ村
こんにちは。キュウキュウです。
ドルコスト平均法への理解としては、「ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術」の
「ドルコスト平均法という残念な宗教」が詳しく、書いてあることはまちがいなく正しいと全面的に同意いたします。ドルコスト平均法は心の安寧のために有用であるだけで、投資法としては、一括投資のほうが有利である確率が高いです。しかしながら、ドルコスト平均法のもうひとつの効能について思いついたので記事にいたします。
余裕資金は本当に余裕資金なのか?
「投資は余裕資金で」とは投資家の間で幾度となく繰り返されてきたスローガンです。なぜなら、余裕ではない資金(=生活費あるいは、生活防衛費)まで運用に回してしまうと、暴落に遭遇したとき、資産評価額が50% OFFとなってしまい、生活費が半減してしまうからです。
余裕資金の範囲内で投資をしているなら、普通は問題が起こりません。よって、リスク許容度に合わせたアセットアロケーションを組んで(効率を重視するなら、リターンを犠牲にしてでも、債券を少し混ぜる方がよいように思います。私は細かいことを考えるのがめんどうになったので、最近はバランスファンドしか買いません)、一括投資してしまえばよいことになります。しかしながら、これは余裕資金を適切に見積もれている場合の話です。もしも、生活防衛費の見積もりがあまかったらどうでしょうか。例えば、私の場合、事業運転資金100万円、生活費120万円に、念のため定期預金100万円を常にキープしています。そしてそれでも残ったお金はすべて運用に回しています。しかし・・・急な病気や事故で急遽お金が必要になることもあるかも知れません。いつでもくずせる定期があるので、たぶん大丈夫だと思われますが、想定の範囲外のことが起こることも想定しておいた方がよいかもしれません。
あ!「クレジットカードの引落しで、自動的にファンドが解約される」みたいな仕組みがあったら、心理的抵抗が薄れるので、一括投資もありかなと、今ふと思いました。
ドルコスト平均法の効用はいつでもやめられること
資産運用を成功させる秘訣は長期投資(20年以上)にあります。お金を長い間市場にさらすことで、時間分散効果が期待できるからです。ゆえに、あの手この手で長期投資を成功させる方法が研究され、かなり整備されてきていると感じます。長期・分散・つみたてというスローガンもそのひとつです。資産運用はいかにやめないかが重要にも関わらず、ドルコスト平均法の効用は、実はいつでもやめられることにあるのではないかと思うようになりました。私は今のところ、毎月12万は投資に回せますが、いつでも拠出をやめることができます。それゆえ、ドルコスト平均法を採用した場合、もしも不測の事態が起こったとしても、お守りの定期預金をくずすことなく、毎月12万までの出費には耐えられることになります。しかし一括投資をしていた場合は、心理的抵抗が発生します。運用がうまくいっていて、含み益が出ている状態なら、税金が発生するため、売りにくく、含み損が出ている状態なら、損失が確定するためなおさら売りにくいからです。一括投資成功の秘訣
では合理性を求めて、一括投資をする場合はどうでしょう。リスク許容度の吟味も重要ですが、生活防衛資金と余裕資金の割り振り方が最も重要なように思います。そして、もしも生活防衛資金の見積もりを誤ってしまい、生活費が足りなくなったときは、たとえ不況だとしても、躊躇なくファンドを売却する勇気が必要です。あ!「クレジットカードの引落しで、自動的にファンドが解約される」みたいな仕組みがあったら、心理的抵抗が薄れるので、一括投資もありかなと、今ふと思いました。
インデックス投資ランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿