毎月12万円投資に回して、30年間、年利5%で回すと1億円になると知ったキュウキュウ(博士(工学))が、実際に積み立て投資を実践するブログです。投資戦略は、唯一科学的に認められたインデックス投資で市場平均を狙います。またポートフォリオは理論通り、国際分散投資です。 私は小さな塾を経営しているので、ときどきホンネの教育論もアップしていきます。
2018年5月30日水曜日
【日興証券と】日興ハイブリッド3分法ファンド毎月分配型(新興国通貨戦略コース) 売却しました【バトル】
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こんにちは。キュウキュウです。
母が保有していたファンド
「日興ハイブリッド3分法ファンド毎月分配型(新興国通貨戦略コース)」
をやっと売却できました。営業さんは、我々が素人と思って適当な説明をするので要注意です。
母「保有ファンドなのですが、ずっと分配金も下がってきてますし、手放そうかなと思うのですが、どのようにお考えですか」
営業「現在、アメリカでは利上げされたばかりで、今後も利上げが予定されています。これは景気がいいということなんですね。ほらだから、日経平均も2万円を超えていますでしょう?景気の良いときがだいたい2万円で、ここを超えるとまた売られて、安くなって、また2万円まで上がって・・・を繰り返しています。今イタリアで政治危機に伴い、一時的に株価が下がってますが、世界株式は最高値を更新しつづけており・・・。」
私「こんにちは。面白そうな話をしていますね。聞かせてもらっていいですか?えっと、先ほど景気がよくて世界株式が高くなっているとお話されていました。ところで、このファンドの組み入れ資産はなんですか?株なのですか?」
営業「いえ、(新興国の)債券です」
私「え?じゃあ株高の話とあまり関係なくないですか?」
営業「え・・・まあ・・・それは・・・」
私「さきほど、利上げという言葉がでてきました。しかし、利上げが行われれば、既発債券の価格は下がるはずでしょう?事実、基準価額下がり続けているじゃないですか?」
営業「下がることは予測できるので、それを織り込んでトレードしております。」
私「そんなことできるわけないじゃない笑」
私「このファンドは期待リターン何%を見込んでおられるのですか。」
営業「6%です。」
私「それは、円建てですか?それとも現地通貨建てですか?」
営業「えっと・・・うーん。現地通貨建てですね。」
私「そうすると、為替リスクがありませんか。新興国の通貨よりも日本円のほうが、一般に人気がありませんか?円高傾向だと思いますが・・・。円建てでのリターンはこれよりもずっと低いのでしょう?」
営業「その通りです。」
私「信託報酬も高いし、持っていてもしかたがないので売却しましょう。」
営業「信託財産留保額がかかりますがよろしいですか?」
母「信託財産留保額?」
私「ファンドを保有している人に対するペナルティみたいなもんです。売るときに必ずとられるので、いずれにしても最低1回はかかる費用です。」
そういうわけで、売却が決まったのでした。かなり損害が出ましたが、ずっと持ち続けるよりはましです。つみたてNISAの資金にしましょう。
ところで、この日興ハイブリッド3分法ファンド毎月分配型(新興国通貨戦略コース)について少し調べてみたのですが、結構すごいことしてますね。これから価値の高まりそうな通貨を買って、価値が低くなりそうな通貨は空売りするそうです。そんなのうまくいくわけないじゃん笑と思いましたが、やっぱりうまくいきませんでした。
最後に、騰落率を載せておきます。以下は当ファンドの目論見書から抜粋したものです。
2012年からこれまで、割と景気がよかったはずなのですが、このファンドに投資していた人は、平均0.6%ずつしか増えていないようです(しかも2012年に一括投資した場合。積み立て投資した場合や、運悪く下落した年に買った人はもっとひどい。)。これは例えば、新興国の国債に分散投資する低コストインデックスファンドをただ持ち続けた場合(平均値6.9%)と比較して、かなり低い数字です。アクティブファンドはインデックスファンドよりも運用成績がよいこともありますが、悪いこともあります。長期的にはほとんどのアクティブファンドは市場平均(インデックスファンド)に勝てないと言われております。ご注意ください。また、このファンドは債券ファンドにもかかわらず、信託報酬が1%を超えておりました。営業の説明では債券の期待リターン6%を見込んでいるとのことですが、債券でそんなに増えるとは思えません。3%程度じゃないかと思うのです。いずれにしても、信託報酬1%超えるはやりすぎだと思います笑
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