2018年5月28日月曜日

無料作物による新興国支援はその国の産業をだめにする ―スタンフォード大学で一番人気の経済学入門買ったよ!―

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こんにちは。キュウキュウです。
kindle で何かいい本ないかなあと眺めていて、amazon のAIにおすすめされたのが
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編)」でした。私は小中と数学・理科にしか興味がなく、専門分野ばかり深めていったので、知識に偏りがあります。文系の学問といえば哲学関係の書籍をむさぼり読んだくらいで、経済学の知識といえば、覚えていることの大半は中学校でならった社会(公民だったか?)だったのです。大学で勉強するような体系的な経済学の本を探していたところだったのでとてもありがたく思いました。
 経済学は別に知らなくても生きていけますし、経済を専門としない多くの人は、経済学の考え方や法則を知らずに生きています。しかし、人はひとりでは生きていけないわけで・・・。どんな人でも何らかの価値を生み出し、お金を稼ぎ、そして何かを消費して生きています。経済と無縁ではいられないのです。本書、経済学入門では、経済学の考え方(思考の枠組み)が習得できるといいます。ゆえにとてもワクワクしています!

以下は本書のもくじです。
イントロダクション 経済学の考え方
第1章 経済学とは何か
第2章 分業
第3章 需要と供給
第4章 価格統制
第5章 価格弾力性
第6章 労働市場
第7章 資本市場
第8章 個人投資
第9章 完全競争と独占
第10章 独占禁止法
第11章 規制と規制緩和
第12章 負の外部性
第13章 正の外部性
第14章 公共財
第15章 貧困と福祉
第16章 格差問題
第17章 情報の非対称性
第18章 企業と政治のガバナンス

 本書はミクロ編ということで、主な主人公は経済政策を打つ政府(そして企業と個人)です。しかしながら、本書でも説明されているとおり、経済学は何か特定の政策を支持しません。何が問題かを明らかにするのが経済学の役目の一つですし、また、その問題に対して複数の解決案を提示できるのは経済学的な枠組みがあるからに他なりません。経済学がどんな問題に取り組み、どういう解決をしてきたか知ることは、我々個人の問題を明らかにし、解決していくうえでも有用であるように思います。
 まだ第4章までしか読んでいませんが、すでに気になる話題ばかりです。特に感心したのは、食べ物が余ったからといって新興国に無料で配ると、その国の産業をだめにするという話でした。というのも、その国にも食料を生産・供給する業者がいるはずなのに、外国から大量の支援物資が(しかも無料で!)入ってきたら、とても太刀打ちできないからです。これまで支援物資は手放しで喜ばしいものだと私は考えていたので目からうろこでした。もしもその国の食料生産業界(主に農業)に無料の価格破壊が起こったら、生産者は生計が立てられずどんどん減っていくはずです。そうすると、長い目で見て、その国の食糧自給率はボロボロになってしまいます。そういえば、私の業界でも「無料」が流行りつつあるようで、後の時限爆弾になるのではないかと警戒しております。
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