2017年11月8日水曜日

ロボットアドバイザーTHEOで国際分散投資(4) THEOは何をしているのか

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にほんブログ村  THEOを稼働させて約2か月。でも、THEOって何をやってるんでしょう。そもそもぼくは何を買ったのでしょうか・・・。

 正直よくわからなかったので、少しずつ調べてみることにしました。

 まず THEO は海外のETF をドルで買い付けているようです。
ここで、ETF とは上場投資信託のことで、株のように証券取引所で売買できる、投資信託だそうです。投資信託とは、投資家(資本家?)が投資のプロ(ファンド)にお金を預けて、投資家の代わりにお金を増やしてもらう商品のことです。投資信託が投資する対象は、株だったり、債券だったり、様々で、投資対象の組み合わせによって様々な投資信託が売られています。

 ETFと投資信託に細かい違いは多々あるのですが、私が注目したのは信託報酬です。投資信託は、ファンドを運用するのにかかる費用(信託報酬)の中に、証券会社の営業利益が盛り込まれています。しかしながら、投資家間で売買するETFは、営業がからまないため、証券会社の営業利益の分だけ、信託報酬が安いです。SBI証券で投資信託について検索すると、高いもので信託報酬は3%を超えます。安いものでも0.2%とかそれくらいです。ところが、例えば米国中型株のVOT というETF では、0.07% と破格の安さになります。

そう考えると、なんだか THEO 自体への手数料1%(+ETFの経費)がすっごく高いもののように感じてきました。自分でETFを買い付ければ、信託報酬は0.07%でよいのです。

ところが、海外のETFを買うのって、結構めんどくさいんです。

証券会社に円を入金して、円口座とは別のドル口座に両替をします。
このとき、為替でどきどきしますし(円安?円高??)、両替手数料も発生します。

その後、ETFを発注するのですが、指し値がどうしたこうした、成り行きがどうしたこうした、正直専門用語が多すぎてついていけません。

しかも、ETF は積立ができません。投資信託にはある積立の機能が ETF にはそもそもないんです。

また、今後株の値上がり(または値下がり)の影響でポートフォリオがくずれてくる可能性もあります。(余談:手上がりした資産は売却し、値下がりした資産は多く買うのが、プロの運用だそうです。実はこれ自体も目からうろこです。私は、てっきり、値上がりした資産はもっと値上がりするかもしれないからそのまま保持して、値下がりした資産は、さっさと売った方がよいのかと思っていました。)
そうすると、自分でポートフォリオのバランスを調節する必要があります。これをリバランスというそうです。しかしこれがまためんどくさい!

THEO では、
ポートフォリオの作成→買い付け→積み立て→買い付け→リバランス
を自動化してくれるので、メンテナンスフリーです。しかも、THEOへの報酬の1%のなかに、為替手数料や、ETFの買い付け手数料も含まれるそうなので、料金体系がとてもわかりやすいです。

ここまで調べてきて、やっぱりTHEOへの1%の報酬は高いという人はやらないほうがよいです。逆に、ほったらかしで投資したいというめんどくさがりやにはかなり向いていると思います。私もかなりめんどくさがりやなので、ほとんど何もしなくても勝手にお金が増える仕組みのほうがありがたいです。

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