2018年7月5日木曜日

eMAXIS Slim バランス に代表される8資産均等型のREIT(不動産)組み入れ比率って多すぎるの?

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こんにちは。キュウキュウです。
全世界の株式と全世界の債券に1:1で投資できる楽天インデックスバランスファンドが話題です。これに伴って、アセットアロケーション(資産配分)の議論が再燃しそうな雰囲気があります。例えば、ちゅり男様はブログ記事「「楽天・インデックス・バランス・ファンド」の3本はバランスファンドの大本命」の中で、次のように書いています。
"REITへの投資割合が多すぎる"
これ、なんとなく意味がわかってしまうので、大部分のインデックス投資家は「うんうん」と納得すると思います。私も同意します。ただ、現状私は、8資産均等にほぼ全力しているので、あえて、反論記事を書きます。しかし別に議論したいわけではないです。ただ、これから資産運用の世界に入る初心者に対して、いろんな考え方があっていいんだよと伝えたいだけです。


REITへの投資割合が多すぎる?

さて、REITへの投資割合が多すぎるという意見ですが、これはおそらく、株式市場の時価総額(45.7兆ドル*1)や、債券市場の時価総額(約170兆ドル*2)に比べて、REIT市場(約1.2兆ドル*3, )の時価総額小さいためであると思われます。特に株式投資に詳しく、リスクをなるべく低くした運用を好む人は、十分に国際分散された市場平均ポートフォリオ(時価総額加重平均)を好む(か少なくとも意識する)傾向にあるので、自然と、異なる資産の間においても、時価総額加重平均の考え方を適用するのだと思います。ただ、この考え方で私が気になるのは、時価総額の比率で各資産を持たなければならないのだとしたら、170÷45.7 = 3.7なので、株式の3.7倍の債券を持たなければならないということです。この考え方をどんどん推し進めていくと真の市場平均ポートフォリオができあがります。REIT市場の時価総額を1とおいて比率を求めると、
REIT:株式:債券 = 1 : 38 : 142 となります。そしてそれを円グラフにしたものが以下です。
どうでしょうか。自分のポートフォリオに普段から株式を50%~100%組み入れている大部分のインデックス投資家にとって、全世界市場平均ポートフォリオは違和感があるのではないでしょうか。株式に対して債券が多すぎる?もしもこのポートフォリオに違和感をもたれるのでしたら、8資産均等型においてREITの組み入れ比率が高すぎるという意見もまた単なる好みのように思います。これはひとつの考え方ですが、異なる資産に渡って分散投資する際、将来どの資産が値上がり(値下り)するかはわからないのだから、均等に持っておくという考え方は合理的です。あるいは、期待リターン・リスク、相関係数等を考慮して資産配分を最適化する方法もあります。ちゃんと計算してないですが、上記の全世界市場平均ポートフォリオにおけるREITの組み入れ比率よりも、もっとREITは評価されてよいと思います。
*1myINDEX より引用
*2東洋経済オンラインより引用
*3三井住友トラストアセットマネジメントより引用
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