毎月12万円投資に回して、30年間、年利5%で回すと1億円になると知ったキュウキュウ(博士(工学))が、実際に積み立て投資を実践するブログです。投資戦略は、唯一科学的に認められたインデックス投資で市場平均を狙います。またポートフォリオは理論通り、国際分散投資です。 私は小さな塾を経営しているので、ときどきホンネの教育論もアップしていきます。
2018年2月26日月曜日
あれ?つまり、市場ポートフォリオを組むなら、リバランス不要じゃね?
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こんにちは。キュウキュウです。
全世界の株を時価総額比率で丸々買うのが市場ポートフォリオです。TOPIXやMSCIkokusaiがやっていることを全世界まで押し広めた考え方で、このポートフォリオなら確実に市場平均のリターンが得られます。
このような投資成果を実現する商品として、
楽天-全世界株式インデックスファンド(楽天VT)があげられます。
これ1本で国際分散投資が完了してしまうため、とてもよいファンドです。
さて、問題は市場ポートフォリオを自作する場合です。
現在の時価総額比 日本:先進国:新興国をおおむね、1:8:1でもつと市場ポートフォリオになると言われておりますが、この場合、リバランスがいるのかいらないのかモヤモヤするのです。
楽天VTの投資先であるVTは、全世界中の株式をその時価総額比率で持つので、株価の上がった銘柄は売らずにほったらかしにしているはずです。逆に、投資家から集めたお金で新たな株を買い増すとき、市場平均を壊さないように買い増すので、上がった株はむしろ多めに買うことになるのではないでしょうか。すると、VTを構成する国の比率は次第に現在のものからずれていくはずです。
そうすると、市場ポートフォリオを自作した場合、例えば、先進国が不調で新興国が大きく値上がりしたとしても、リバランス不要ということになるのではないでしょうか。それは市場における新興国の比率が大きくなっただけと考えられるからです。
もしも上記の議論が正しいなら、市場ポートフォリオの自作は、結構めんどくさいことになります。毎月の積立額を、市場ポートフォリオと比較して変化させる必要があるからです。おそらく松井証券のリバランス積み立てでも、比率が固定されてしまうので、メンテナンスフリーとはならないでしょう。
逆に積み立てをしないのであれば、一括でドン!と自作市場ポートフォリオで買って放置することで、VTの成果をなぞれるような気がします。
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