毎月12万円投資に回して、30年間、年利5%で回すと1億円になると知ったキュウキュウ(博士(工学))が、実際に積み立て投資を実践するブログです。投資戦略は、唯一科学的に認められたインデックス投資で市場平均を狙います。またポートフォリオは理論通り、国際分散投資です。 私は小さな塾を経営しているので、ときどきホンネの教育論もアップしていきます。
2018年2月26日月曜日
もしかして含み損を確定しても損失じゃないんじゃね?
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こんにちは。キュウキュウです。
私は最近まで、
含み益のあるファンドを売却 → 利益確定
含み損のあるファンドを売却 → 損失確定
だと思っていたので、リバランスやリアセットアロケーションしようかなと思っても、次のように考えてしまっていました。
今ファンドを売却したら損失確定ちゃうじゃん。待ってれば回復するかもしれないのに・・・。そのまま持ち続けようか・・・。
半分正しく、半分誤りだと思います。
よくよく考えると、損失が確定するのはファンドを売却して、市場を退場した場合のみです。
例えば、
含み損10%の TOPIXに連動するファンドA100万円を売却して、TOPIXに連動する別のファンドB100万円を買うことを考えます。
すると、ファンドAの売却で書類上は損失が確定しますが、ファンドAとファンドBはいずれもTOPIXに連動するため、期待リターンとリスクは同じです。ゆえに、ファンドAを持ち続ける場合も、ファンドBに乗り換える場合も、TOPIXが上昇すれば同じ結末を迎えます。
ファンドAが10%上昇すれば、ファンドBも10%上昇するため、持ち続けようが乗り換えようが評価額は110万円のはずです。
ここで、ファンドBのほうが、ファンドAよりも信託報酬が低いとすれば、その分得をするはずです。
そしてこの話はもっと一般化できます。
期待リターンの低いファンドAと期待リターンの高いファンドBという構図において、もしもファンドAが含み損を抱えていたとしても、アセットアロケーションに対する考え方が変わってきたのであれば、ファンドBに乗り換えてよいということを示します。
そういうわけでマネックスアドバイザーにて、アセットアロケーションを変更し、債券を一部売却して株式を買い増しました。債券よりも株式のほうが期待リターンが高く、値下りしている債券を持ち続けるよりも、値上がりが期待できる株式を買って、じっと待っている方が賢明だと思うのです。
ちなみに、マネックスアドバイザーを通してETFを売買すると、売買手数料が無料になるので、気兼ねなくアセットアロケーションを変更できます。
追記:期待リターンの高いファンドから期待リターンの低いファンドに乗り換えるのは上記の議論により愚かなことのように思います。含み損を抱えているならなおさらです。今後、よっぽどのことがない限り、債券ETFの割合を増やすことはないと思います。
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