毎月12万円投資に回して、30年間、年利5%で回すと1億円になると知ったキュウキュウ(博士(工学))が、実際に積み立て投資を実践するブログです。投資戦略は、唯一科学的に認められたインデックス投資で市場平均を狙います。またポートフォリオは理論通り、国際分散投資です。 私は小さな塾を経営しているので、ときどきホンネの教育論もアップしていきます。
2018年2月15日木曜日
いまさら時価総額加重平均も結構いいじゃんと思った話
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こんにちは。キュウキュウです。
インデックス投資をはじめるとすぐにぶち当たる疑問が、インデックスの作り方だと思います。インデックス投資しているといっても、いったいにどのように作られたインデックスに投資しているのでしょうか。
調べてみると、TOPIXにしろMSCIコクサイにしろ、有名なインデックスはすべて時価総額加重平均で組み入れられているそうです。これは時価総額(発行株数×1株あたりの株価)の比で組み入れ銘柄のウェイトが決まるため、時価総額の大きい企業が相対的に多く、時価総額の小さい企業が相対的に少なくなります。
ここで、よくある批判が、インデックス投資は市場平均といっても一部の企業に偏っているじゃないかというものです。私もそう言われるとなんとなくそんな気もしてきます。また、投資は割安な企業の株を買って、高くなってから売ることで利益がでるので、すでに時価総額が高い銘柄のウェイトが高くなるインデックス投資は効率が悪いのではないかという批判もよくなされるように思います。これはその通りだと思います。なんせ、インデックスは市場平均なので、それを上回るポートフォリオが結果的に必ず存在します。しかし、ここで冷静になって思い出さなければならないのは、「割安な銘柄」が何かを当てること自体が難しいという問題だと思います。なんせ、プロのファンドマネジャーが"割安な銘柄"に投資しているにもかかわらず、半数以上のファンドがインデックス(すなわち時価総額加重平均)に負けてしまうのですから。
ここで、時価総額加重平均型インデックスに関して、これはわかりやすいな・・・と思った説明が、山崎元、水瀬ケンイチ著の「全面改訂ほったらかし投資術」に書いてありました。要旨はこんな感じです。
【要旨】
時価総額加重平均インデックスよりもよいインデックス(スマートベータ)がつくれればよいのですが、現状、これはよくできたインデックスです。なぜなら、時価総額がだんだん低くなる企業は市場退場予備軍なわけですが、時価総額加重平均インデックスなら、そのような企業の影響力がだんだん小さくなり、いずれいつの間にか消えてしまう。
私は上記のような説明を聞いて、自分の中ではじめて、ああそういうことなんだな・・・と腑に落ちました。これで自信をもってインデックス投資を続けられそうです。
しかし次の疑問は国際分散をどう考えれば良いのかという話になってきます。市場平均の考え方を使うなら、国際分散も時価総額比で行えば良いことになり、一番手間の掛からない方法は楽天VTを買い続けることだと思います。現状、ほとんど先進国株で、しかも、その中身はアメリカなので、アメリカに偏っているように思いますが、時価総額の高い企業がたまたまアメリカにいたというだけの話なので、別にいいかなと思えるようになってきました。そして、地域分散でも、時価総額の低い国は退場予備軍なのでいつのまにかいなくなることでしょう。
追記:VTや楽天VTの場合は、組み入れ国を特に気にする必要がありません。今後もしも新興国の時価総額が増大したら、しぜんとその他の国の影響度が下がってくるだけなので、依然として市場平均をとりつづけることができます。しかしながら、自分で世界株式を構成した場合はどうなるのでしょう?現状、日本:新興国:先進国=1:1:8 程度ですが、このバランスが大きく崩れることはあるのでしょうか?それとも、時価総額が巨大な企業をたくさんかかえている国はもはや新興国ではないので、先進国扱いとなり、結局のところ、1:1:8のままなのでしょうか?疑問はつきません。例えば、中国なんかほとんど先進国なんじゃないかと思うのです。大学ランキングで常に上位にいますし・・・。
追記:はっ!? 世界大学ランキングを使ってうまく重みをつけてやれば、研究力を根拠にしたインデックス投資ができるんじゃね?
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