2017年12月4日月曜日

テーマ型ロボアドバイザーFOLIO で口座を作ったけど未だに買い付けを行っていない理由

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わくわくする投資、はじめよう!でおなじみの FOLIO
は、たくさんあるテーマにそって、厳選された優良株10社に10万円~分散投資できるサービスです。投資について右も左もわからなかった数ヶ月前には、とても魅力的に映りました。そしてすぐに口座開設をしました。しかしながら、投資の科学について調べていくうちに国際分散投資に行き着き、さらに市場平均に投資するインデックス投資に落ち着きました。現在では、唯一再現性のある投資法は株のインデックスファンドを組み合わせて国際分散投資することだと心得ております。なぜなら、どの株が将来上がるか、誰にも予想できないからです。もちろん、結果的に予想できてしまう人が存在します。しかしその人は運の良い人です。宝くじを買えば必ず当たる人がいるのと同じですが、大部分の人がはずれているという事実をみんな忘れています。では腕の良いアクティブファンド(市場平均を上回るリターンを目指し、インデックス運用以外の運用をする)にお金を託せば良いのでしょうか。それもまたうまくいきません。なぜなら、約半分のファンドが市場平均に勝つ一方で、約半分のファンドは市場平均に負けてしまうからです。そして次の1年間で市場平均に勝つファンドを "今" 当てることは誰にもできません。過去に勝っているファンドが将来も勝つ保証がないからです。

 さて、インデックス投資の観点から FOLIO を眺めるとどうでしょう。株価の値上がりが、市場平均 + α で表されるとすれば、どのテーマを勝っても、日経平均やTOPIXに連動して上下するでしょう。しかしながら、どのテーマのαがプラスになって、どのテーマのαがマイナスになるか誰にもわかりません。ゆえに、ざっくりと半分の人は日経平均連動ファンド(ないしETF)や、TOPIX連動ファンド(ETF)に負けてしまうことになります。じゃあ、TOPIXでよくね?っていう話になってしまいます。
 分散投資の観点からも眺めてみましょう。まずFOLIOは日本への集中投資です。どの国の株がこれから上がるかわからないという立場をとるなら、世界中に投資すべきです。また、日本国内をとってみても、あるテーマに集中投資するというのは本当に分散になっているのか疑問です。あるテーマにそって集められた銘柄の場合、同じ材料(情報)ですべての銘柄が連動すると思われるので、勝つときは大きく勝ち、負けるときは大きく負けるのではないでしょうか・・・。

 以上の理由により、なかなかFOLIOで買い付けできないのです。

 また、現物株の売買がナゼ成り立つのかもとても不思議です。買う人は、この株は過小評価されている。将来もっと上がるだろうと期待して株を買います。しかし株が買えるといいうことは、誰かが売っているはずです。売っている人は、この株は十分に成長した。将来的に値段が下がるだろうと思って売るのです。上がると下がるは同時には成り立ちませんから、どちらかが間違っているはずです。

 しかしそれでも勝てる!と思う人には現物取引やロボアドのFOLIOは向いています。私にはどうも向いてなさそうなのです。

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