2018年9月6日木曜日

インデックス投資は勝者のゲームだけど、あのボーグルも通貨リスクは恐い?

にほんブログ村 株ブログへ にほんブログ村 株ブログ 国際分散投資へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ 積立投資へ
にほんブログ村

こんにちは。キュウキュウです。
最近、ボーグルの「インデックス投資は勝者のゲーム」を読みました。インデックス投資最強!というボーグルの哲学と意思を感じさせながらも、インデックス投資の有用性をデータを示しながら客観的に議論しています。この本を読むと、無敵感と高揚感がはんぱなくなるので、下落相場で読み返すと精神が安定しそうです。
 さて、ボーグルは第1章から第17章までを費やして、インデックス投資の有用性を主張していきますが、私はその次に語られる、第17章と第18章(アセットアロケーション)が好きです。なぜなら、ボーグルの個人的か考え方や感想が如実にこの章に現れ、とても人間味を感じるからです。ボーグルは株式と債券を50:50で保有し、特に株式部分の大部分をアメリカ株式(S&P500)で保有しているようです。どうして株式部分のほとんどがアメリカ株式なんだろう?と疑問に思いながら読んでいくと本書に答えがありました。引用します。
"(前略)・・・われわれアメリカ人は、ドルでお金を稼ぎ、ドルで出費し、ドルで貯蓄し、そして、ドルで投資するのであるから、どうして通貨リスクをとらなければならない・・・(後略)"
この一文から、ボーグルも通貨リスクを警戒していることがわかります。確かにアメリカ人にとっての外国株式に投資して、その投資先の通貨が安くなってしまったのではおもしろくありません。そして重要なのはこのボーグルの感覚は、(円が比較的強い通貨であるため)我々日本人にも同じようにあてはまるということです。日本人ならボーグルの苦悩を次のように読み替えるべきです。
われわれ日本人は、円でお金を稼ぎ、円で出費し、円で貯蓄し、そして、円で投資するのであるから、どうして通貨リスクをとらなければならないのか?
そして、そのように考えるならば、自国の資産を多めに持つことも(極端でさえなければ)よいのではないか?と認識を改めざるを得ませんでした。ただしボーグルのように自国資産を8割もつべきだ・・・とは言いませんが・・・。
さて、実は自国の資産を(時価総額加重平均ポートフォリオよりも)多めに持つ理由につい似たような主張を最近聞いたことがあります。それは日本株式:先進国株式:新興国株式が1:1:1の、三地域均等型ファンドの特設サイトでです。そのサイト内で、楽天証券の山崎先生は(通貨リスクとは観点が異なるものの)、「日頃使うお金は円だから、日本株式をある程度もっておくことは、インフレヘッジになる」とコメントしておられました。
 また、楽天・インデックス・バランス・ファンドは株式部分も債券部分も時価総額加重平均型の国際分散ポートフォリオを有しますが、債券部分は為替ヘッジがされるため、通貨リスクをあまり取りたくない日本人投資家に適しているように思われます。
 最近大人気の8資産均等型ファンドは、為替ヘッジこそされていないものの、国内資産が日本株式、日本債券、日本不動産の3つあり、全体の3/8 = 37.5%なので、そこそこ通貨リスクは低いように思います。
いつもポチポチしてくださりありがとうございます!励みになります!
にほんブログ村 株ブログへ にほんブログ村 株ブログ 国際分散投資へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ 積立投資へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿