2018年12月14日金曜日

投資家心理の振り子の章がとても面白かったです!ハワードマークスの市場サイクルを極める

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こんにちは。キュウキュウです。
ちょっと前に「ハワードマークスの市場サイクルを極める」を買ったのですが、まだ全部読めてないんですよね。ゆっくりゆっくり、暇を見つけて読んでいます。

全部で18章、現在、11章まで読みました。ここまでで、特に面白いなと興味をひかれたのが7章の投資家心理の振り子です。

結論は、短期的な株価の上昇、下降は事実・データではなく、投資家心理によって決まるということでした。それはなぜかというと、同じ事実を投資家はいかようにも解釈できるからだとしています。投資家心理が楽観的だと、どんな事実に対してもいいように解釈して株価が上がります。

堅調なデータに対して、景気が拡大すると予想して株価が上昇し、軟調なデータに対しても、金融緩和が行われるだろうとの見方から株価が上昇し、予想通りのデータに対してはボラティリティが低いと解釈され株価が上昇するそうです。そして、投資家心理が悲観的ならば、この逆が起こり、どんなデータに対しても悲観的な見方から株価は下落するそうです。

たぶん真実なんだろうなあと思います。ただ、サイクルを味方につけて市場から利益をいただけるかというと、これは非常に難しいなと感じています。というのも、自分の心理ならまあわからんこともないのかなと思いますが、投資家の総体という得体のしれない心理はわかりようがないのではないかと思うからです。そもそも、この投資家心理が楽観的とか、悲観的とかもデータを見て後からわかることなのではないでしょうか・・・。株価が上がるとか、PERが上がるとか、ボラティリティが低いとか、そういうもろもろのデータから投資家心理は楽観的だったと結論付けられるような気がするんですよね。逆に、株価が異常に上がってるけど、実は投資家心理は悲観的だった・・・なんてことあるんですかね?ないと思うのですが…。

そんなことを考えていたら、哲学の小話を思い出しました。

生まれてこの方一度も怒ったことのない人が、実は怒りっぽい性格であるということはありうるでしょうか? 怒ったことがないのだから、怒りっぽいことにはならないのでは?でももしかしたら、我慢強い性格なだけで、怒りっぽいということもあるんでしょうか?ではでは、生まれてこの方一度も怒ったことのない人が、不運にも交通事故で死んでしまいます。その人は生涯、一度も怒ったことのない人になりました。この人が実は怒りっぽい性格であるということはありうるのでしょうか? ぼくはないように思うんですよね。こういうのって、怒りっぽいから怒るのではなくて、実際によく怒るという事実から、怒りっぽい人がでてくるように思うんですよね。
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