2018年11月26日月曜日

「わからない」と「わかった感じがしないだけ」を区別する。

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こんにちは。キュウキュウです。
今日は投資からはなれて(書くこともあまりありませんので・・・)、「わからない」と「わかった感じがしないだけ」の話をしようと思います。


生徒の中には、本当はわかっているのに、わかった感じがしないことを根拠にわかっていないと思い込む人がいます。以下に会話例を挙げます。

生徒:「先生、濃縮率がわかりません。濃縮率とはなんでしょうか?」

:「唐突だね。そもそも分野はなんだい?」

生徒:「生物です」

:「生物なんだね。あいにくぼくは生物は専門外だからすぐに教えてあげられないんだよ。でも、読解力はある方だと思うから、教科書を一緒に読んで上げることならできるよ。」

生徒:「それでかまいません。お願いします」

:「(教科書を見ながら) 濃縮率 = 物質の尿中の濃度/物質の血しょう中の濃度って書いてあるね」

生徒:「わかりません」

:「??」

:「濃縮率 = 物質Xの尿中の濃度/物質Xの血しょう中の濃度 って書いてあるのに??」


みなさんは、この生徒が何を不思議がっており、何をわからながっているかわかりますでしょうか。おそらく、初めて見る単語がたくさんならんでおり、わかった感じがせず、式を見ただけで、わからないと決めてしまったように思います。

教科書において、濃縮率 = 物質Xの尿中の濃度/物質Xの血しょう中の濃度 と書いてあるとき、これは、濃縮率の定義(決めごと)に過ぎません。

だから、濃縮率がわかるとは、定義を知っていれば十分のはずです。

ですが、生徒にとって濃縮率がわかるとは、何か、定義を超えるような深遠なことを知っていなければわかると言ってはいけないという思い込みがあったのだと思います。このようにいったん思い込んでしまうと、もう言葉の迷宮に入り込んでしまい、生物学とは関係ないところでわからなくなってしまいます。

「わかる」、「わからない」という言葉と「わかった感じがする」、「わかった感じがしない」という言葉を区別しておくと、新しいことを学ぶときにおおいに役に立ちます。特にちょっと難しめの本に挑戦するとき、「あああああわからん!」と思ったとき、わかった感じがしないだけなのいか、それとも言葉の定義がわからなくなっているのか区別できると理解が容易になります。
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